2222年の2月22日。あれから2日たった。

「今日、世界戦争が始まるって予言聞いた?」
友人の萌々はいつも通り表情を変えることなく聞いてくる。

「知らない。戦争なんてその予言古いのかね」

この手の話題は何百年も前から使われているし、結局滅んでいない。
歴史で勉強したようなテロとか戦争はもう行われていない。
なぜなら、昔みたいに戦車や銃が存在しない為、拳で殴り合うしかないからだ。

だから、その話しをあまり気にしなかった。

「本当にはじまったらどうなるんだろうね」
「なんとかなるでしょーよ。」