増田君が見せてくれた画面の向こうの私は、自分でも見たことがないくらい幸せそうに笑っていて驚いた。
増田君の事は好きだ。
けれど、それは友人として。
男性として見ていなかった。
返事は卒業までで良いのだろうか。
もし断ってしまったら友人ではなくなってしまうのだろうか。
家に帰ってからもずっと考えていたら日付を超えてしまった。
2222年、2月20日。卒業まで後1ヶ月。
それまで私はどんな顔をして会えばいいんだ。
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