メガネの彼は二重人格

「2人で何ヤッてんの?授業中なのに!!」


リーダーっぽい人が笑って聞いてくる。




123・・・5人・・・


絶体絶命・・・?




ギュッ



浅本さんは僕の後ろに隠れ、ふるえる手で僕のシャツを握ってきた。





「ダサダサな男の後ろに隠れてる子出て来いよ!」



1人が浅本さんの手首を握って無理矢理引っ張った。






「イヤっ・・・!!」



「けっこう可愛いじゃん!」





浅本さんは"助けて"って目で僕を見てきた。