やっちゃんの顔は真っ赤で、本当に大雅のことが好きだということが伝わって来た。 「わかった!今度から気を付けるね!そっかぁ……まさか、やっちゃんが大雅をね〜。今年一ビックリしたよ」 「へへ、そう?今まで誰にも言ってなかったからね」 可愛くはにかむやっちゃんは、恋する乙女の顔だった。 れおのことを話す時は、私もこんなに可愛い顔をしてるのかな。 だったら、いいのにな。 やっちゃんの想いが通じますように……。 幸せになれますように。 声に出さずに、心の中で強くそう願った。