優しい瞳でアルバムを見つめるれおの横顔に、なんとも言えない気持ちが込み上げた。
よかった、喜んでくれて。
頑張って作った甲斐があったよ。
「しずも、すっげー幸せそうに笑ってる」
「だって、幸せだもん。ちーも、お似合いのカップルだねって言ってくれたよ」
「はは、そっか」
照れたように頬をかいて、視線を左右にさまよわせるれお。
恥ずかしがっている時のれおの癖。
その姿を見ると、胸がキュンと疼く。
砂浜の上に置いた手に、ふとれおの手が触れた。
そのまま指を絡め取られギュッと繋がる。
ドキンと鼓動が高鳴った。
もう何度も繋いでるのに、この瞬間はいつもドキドキしちゃう。
全然慣れないよ。
「れおの手……あったかいね」
「しずは冷たいな。寒い?」
「ううん、大丈夫」
れおが手を握ってくれたから、そこから熱が注ぎ込まれたように全身が熱くなる。
幸せだな、ずっと一緒にいたいよ。
どんどん好きになっていく。
れおも同じ気持ちでいてくれてるといいな。
「あっためてやろうか?」
「え?どうやって……」
振り向いた瞬間、れおの顔が目の前まで迫っていた。
かすかに唇に触れる感触。
「んっ」
不意打ちでれおにキスされた。
ふわっと漂うスカッシュ系の香りに、鼓動がドキンと高鳴る。
触れるだけの軽いキス。
もう何度もしてるのに、初めての時と同じようにドキドキしちゃう。
「はは、真っ赤だな」
「だ、だって……いきなりするから」
至近距離でクスッと笑われ、まともにれおの顔が見れなくなった。



