ーーザザーッ
太陽の光が反射してキラキラ輝く水面がとても綺麗。
潮風に吹かれて揺れる髪の毛を手で押さえながら、砂浜に足を踏み入れた。
4月の海は少し肌寒いけど、れおと手を繋いでいれば大丈夫。
心も体もあったかい。
「海だー!きれー!」
青い空と白い砂浜。
オレンジ色の太陽とキラキラ輝く海がよく映えて、すごく眩しい。
「そんなに海に来たかったのかよ。ガキだな」
はしゃぐ私に苦笑するれお。
「いいじゃん、れおも一緒にはしゃごう!ほら、早く」
「うわ、おい……!」
「いいからいいから!」
砂浜の上によろめくれお。
「うわ、靴の中に砂が入った」
「いいじゃん、裸足になろうよ」
「ガキ」
なんて言いながらも、れおは私と同じように靴を脱ぎ始めた。
仕方ないなっていう横顔。
でも、合わせてくれるれおが好き。
子どもみたいに走り回って、たくさんの笑顔がそこに弾けた。
打ち寄せては引いていく波にちょんと指先をつけてみる。
「冷たっ」
まるで氷水のよう。
まだまだ夏は先みたい。



