れおといると、寂しい時間が楽しい時間に変わる。
これまでずっとそうだった。
同じ高校に行って、この先もそんな風にずっと続いていくんだと思ってた。
それなのに……。
れおがいない未来なんて想像出来ないよ。
離れたくない。
好きなんだよ……れお。
部屋着に着替え、ベッドにゴロンとうつ伏せた。
胸の痛みは消えてくれないどころか、どんどん大きくなっていく。
私にとってれおの存在がどれだけ大きかったのか、改めて思い知らされた。
れお無くして、私の未来なんてありえないのに。
れおがいなきゃ、ダメなんだ。
そんな私は、弱くてダメダメだね。
またじんわり涙が滲んで、それを隠すように枕に顔を押し付けた。



