恥ずかしいけど、れおの首元に手を回して抱きつく。
すると、トクントクンというれおの心臓の鼓動が伝わって来た。
わわ、れおの心臓……私と同じくらい速いよ。
「あのさ……。こういうことされると、マジで困るんだけど」
低くかすれるような声に胸がキュッと締め付けられる。
ダメだ、私。
れおのこの声に相当弱い。
「聞いてる?困るって言ったんだけど」
「うん……ごめん」
でも、離れたくない場合はどうすればいい?
ずっと、れおと抱き締め合っていたい。
れおの温もりに触れていたい。
「しず。これ以上はヤバいから、離れて」
「やだ」
「しず」
「…………」
離れたくない。
そう願いを込めて、れおにキツく抱きつく。
「今日は手ぇ出さないつもりだったのに、そうさせたのはしずだからな?」
「え?なに?ちょ、れお?」
あっという間に形成逆転。
今度はれおが私の上に覆い被さった。
熱を含むじとっとした瞳に見つめられて、息をするのも忘れてしまいそうになる。
ーードキドキ
ーードキドキ
ありえないほど鼓動が高鳴る。



