「れおのベッドー!相変わらずふかふかだ」
キングサイズのベッドにダイブして布団にくるまり、その上をゴロゴロ行ったり来たり。
ベッドの上には読みかけのマンガや、手話の本が数冊置いてあった。
勉強してるって言ってたもんね。
「ねぇ、れお。この本、私にも貸して……って、なにそんなところに突っ立ってんの?」
「はぁ」
え?
なんでため息?
「しずさぁ、久しぶりに来といてよくベッドの上でゴロゴロ出来るな。その神経、マジで疑う」
「え?なんで?昔はよく一緒にゴロゴロしてたじゃん」
って言っても、聞こえないんだっけ。
紙に書くかスマホに打ち込んで見せなきゃ。
「それは昔の話だろ?わかってんの?俺は、お前のことが好きなんだってこと」
「え……」
「そうじゃなきゃ、キスなんかするわけないだろ?バーカ」
ベッドの縁に腰掛け、スネたような目で私を睨むれお。
か、可愛い。
それに……今、なんて?
私のことが好きって……言った?
「嬉しい……っ!私も……好きだよ」
ガマン出来なくなって、れおの胸に飛び込んだ。
「うわ、おい、しず」
「れおが好き」
勢いあまって、2人してベッドの上に倒れ込む。
れおの上に覆い被さる形になってしまった。



