「みんなを誘ったのは、相模君本人だよ?放課後、みんなに向かって教室の中で誘ってるのを聞いたもん。親睦会を口実にするんだったら、こうなるってことも予想しておかなきゃ。自業自得なんだから、月城さんを責める資格はないよね?」
加川さんは、マシンガンのごとく正論で羽山さんを責め立てる。
有無を言わさない力強い瞳に迷いは一切含まれておらず、堂々としていて嫌味がない。
凛としていて、カッコよく見えた。
でも、相手にここまでズバズバ言えるってすごいなぁ。
「な、なによ。なんであたしが悪いのよ!?あたしは」
「悪くないって?月城さんは羽山さんに言われた通りのことをやっただけなのに、それのどこが悪いの?」
「そ、それは……」
正論を述べられてぐうの音も出ないのか、羽山さんはバツが悪そうにうつむいてしまった。
「好きなら自分で努力するべきでしょ?月城さんが協力してくれただけ、ありがたいと思わなきゃ」
「う、うるさいな。わかってるよ!言われなくても、自分で努力するもんっ。もういいよ、月城さんも変なことに巻き込んでごめん」
「いや、あの、私は別に」
羽山さんはふてくされたような顔をしていたけど、自分の非を認めてちゃんと謝ってくれた。
思ったことを口に出して言っちゃうだけで、そこまで悪い人じゃないのかもしれない。



