ずっと、キミが好きでした。



なかなかはっきり言うよね、羽山さんって。


仕方なく私を誘ったって、バラしちゃってるし。


やっぱり、ダシに使われただけだったのか。


なんとなく予想はしてたけど、はっきり言われるとツラいものがある。



「ごめんね……今度からは気を付ける」



今の私がもし中学の頃の私だったら、こんな風に非を認めて謝ったりはしなかったはず。


きちんと正論を言って、相手と向き合っただろう。


でも、今の私にはそんな気力はない。


というよりも、どうでもよかった。



「ほーんと、しっかりしてよね。月城さんって、デリカシーなさすぎ」


「そだね、ごめん……」



自分でもそれは十分わかってる。


だからこそ、れおに嫌われてしまったということも。


全部、私が悪いんだ。



「それって、月城さんは悪くないよね?」



視界の端に映った綺麗な金髪に、思わず目を見張る。


スラリと伸びた長くて細いモデルのような手足と、バツグンのスタイル。


膝上10センチの短めのスカートと、全体的にゆるく着崩した制服がよく似合っている彼女は、同じクラスの加川(かがわ)さん。


見た目は派手だけど、加川さんはかなりの美人でみんなから一目置かれているような存在。


いつも1人で誰かと一緒にいるところを見たことがなかったから、怖い人かと思っていたけど違うみたい。