放課後、クラスの女子や男子たちとカラオケにやって来た。
結構な大人数が集まって、ワイワイガヤガヤとどこにいても目立つ。
これだけの大人数なので、個室ではなくグループ用の大部屋へと案内された。
「月城さん、ちょっといい?」
「え?あ、うん」
羽山さんに呼ばれた私は、彼女のあとを追って部屋を出た。
トイレの前まで来たところで、羽山さんは私に振り返り、なぜか不服そうな顔をして見せた。
「なんで、呼んでもない人たちがたくさん来てるわけ?あたしは、相模君と相模君と仲がいい男子に声をかけてってお願いしたよね?」
「え……?」
「それなのに、なに出しゃばって色んな男子に声かけてんの?女子だって、うちらのグループ以外は月城さんしか呼んでないんだけど」
なに、それ。
そんなの、知らない。
私は大雅以外には声をかけていないし、そもそも誰が来るのかさえも今の今まで知らなかった。
でも、親睦会っていったら、普通はみんなで集まるもんだよね?
それなのに……。
「そんなの、相模君に来てもらうためのただの口実に決まってるじゃん。だから仕方なく月城さんを誘ったってのに、みんなが来てるんじゃ意味ないし」
羽山さんは不機嫌な態度を隠すこともせず、腕組みしながら私を睨み付けて来る。



