れおはあの時、どんな気持ちで私に想いを打ち明けてくれたのかな。
緊張して手が震えた?
必死に平静を装った?
私は、どんなれおでも好きだから。
だから……。
太ももの上に置かれていたれおの手に、そっと自分の手を重ねた。
目を真ん丸く見開くれおの顔をまっすぐに見つめて、再び口を開く。
「れおが……好き」
「…………」
不安と緊張でいっぱいの中、ドキドキしながられおからの返事を待つ。
れおはまっすぐに私を見つめ返しているけど、唇は固く閉ざされたままだ。
お願いだから、早く何か言って。
こうして手を握っていることでさえ、恥ずかしくてたまらないんだよ。
きっと、私の顔は真っ赤だったと思う。
それでも、れおから目を背けることはしなかった。
「ごめん……」
気まずそうに目を伏せたれおの低い声が耳に届く。
ズキンと胸が痛んだ。
「俺はもう、しずのそばにいることが出来ない」
「え……?」
なに、それ……。
意味が、わからないよ。
どこか憂いを帯びたその横顔。
れおは唇をキュッと結んで、必死に何かに耐えているように見える。
れおの手が固く握り拳を作ったまま、太ももの上で震えていた。



