だけどいくら時間を費やして考えても、答えは見つからなかった。 だから私は次の日も、そのまた次の日も大斗に会いに行けなかった。 私を脅してきた女子が、どこのクラスの誰なのか分からない。 いつどこで私の様子を見てるか分からない。 だからこそ、大斗と一緒にいるところを見られるのが怖かった。 そうして私はまた、1人ぼっちの毎日を過ごすようになった。 集会の時とか移動教室の時、大斗の姿を見かける日があった。 本当は視線を向けたいし声かけたかった。 だけど私は大斗を避ける日々を続けた。