そして今日も待ちに待った昼休みがやってきた。 私は今日も廊下で大斗と合流するため、急いで教室を出ようとした。 その時だった。 「アンタちょっといい?」 教室のドアの前で、見知らぬ女子に肩をつかまれて呼び止められた。 私はそのまま、図書室とは反対側にある階段の踊り場まで連れてこられた。 この子は誰? なんでそんなに怒ってるの? 一体何が起こるのかと思っていたら、女子は私をにらみつけてこう言った。 「アンタ、大斗の彼女だよね?」