花奈 ~15日生きた君へ~


「花代のこと?何も聞いてないけど……」

大斗くんは何も聞いていないらしく、ポカンとしながらそう答えた。

「そうなんだ……私ね、同級生に嫌われてるの。持病あって体弱くて、よく病院行くし入院もするから欠席多いし、体育もほぼ休んでるし部活にも入ってない。でも仮病だとかサボリだとか、甘えだって思われてて……」

私は思いきって、自分がどんな状況なのかを大斗くんに説明する。

「だから、もし私と付き合ってそれが知られたりしたら、大斗くんまで嫌われるかもしれないよ?」

そして気がかりだったことを大斗くんに述べた。
私はそれが何よりも心配で、告白の返事をどうするか迷ってる。
私が嫌われてる人じゃなかったら迷うことなくうなずけるんだけど、そうじゃないから。
こんな私でもいいのかどうかを、大斗くんに確認したかった。

だけどね……もし付き合えないとしても、大斗くんとは友達でいたいの。
だって大斗くんとも気まずい関係になったら、私は本当に居場所がなくなっちゃうから。
そしたら学校に来れなくなっちゃいそうだから。

自分勝手な考えだと思うけど、私は大斗くんが優しい返事をくれることを祈った。