花奈 ~15日生きた君へ~


大斗くんと知り合って1ヶ月経つころには、私からも声をかけるようになったし色んな話をするようになった。
最初は本の話しかできなかったけど、趣味のこととか勉強のこととか、そういう読書以外の話もするようになった。
そうしてるうちに、やがて私たちは図書室に勉強道具を持ち込み、一緒にテスト勉強したり宿題をやるほどの仲になった。

今日も私と大斗くんは2人で机に向かい、英語の宿題を一緒に終わらせた。

「英語の宿題がこんな早く終わったの初めて!花代のおかげだよ!」

満足げにそう言って、解き終えたプリントをファイルにはさむ大斗くん。

「私も1人でやってても集中できないから、助かった!」

宿題がはかどったのは私も同じだったからそう言った。
机を片付けながら時計を見ると、昼休みは残り10分を切ってる。
宿題終わったからやることないけど、かといって今から読書するにも時間が足りない。
それなら昼休みが終わるまで、大斗くんと何気ない話でもしよっかな……私はそう思ってた。