花奈 ~15日生きた君へ~

私はそんな祖母のことが心から大嫌いだ。
子供の頃は一緒に遊んでくれる優しいおばあちゃんだったから大好きだった。
だけど大きくなるにつれ、祖母はこんな発言をして私を遠ざけるようになった。
本当はこんなこと思いながら私の面倒看てたって知って、絶望した。
今は殺意さえ湧いてくるほど嫌い。
祖母の言葉に従って今すぐ家を出て行きたいくらいだ。

だけど私にはそれができない理由がある。
父の存在があるからだ。

祖母はあんな感じだけど、父はいつも私の味方。
今私が誰のために生きてるかと聞かれれば、間違いなく父のためだと答える。
そのくらい私は父を大切に思ってる。