買い物に行こうと、2人で花奈の家を出た瞬間。
「あっそうだ、もう1人誘おうと思ってた人がいたんだ」
花奈が思いついたように声を上げて。
「花代ついてきて!」
そのまま私の手を引いて、隣の家に向かって歩き出した。
隣の家ってことは、もしかして……。
花奈が誰を連れてくるのか、私にはすぐに分かった。
「りょうへーーーい!!」
隣の家の玄関を開け、花奈が大声で叫ぶ。
りょうへい……やっぱりそうだ。
私と小さいころよく遊んでいた、あの良平なんだろう。
数秒後、家の中から1人の男子が姿を現した。
「良平、あたしたちと一緒に買い物行こ!」
花奈が目をキラキラさせながらそう言う。
花奈と一緒にその男子に視線を向けると、目が合った。

