花奈 ~15日生きた君へ~


「花奈おかえり。お友達も連れてきたのね」

足音はついにそこまで近づいてきて止まった。
目の前に花奈のお母さんがいる。
下向いてる私の視界に入った、ピンク色のスリッパを履いてる足。
足だけじゃ何も分からないけど、顔を上げたら知ってる人か知らない人か分かる。
だけど私は金縛りにあったみたいに、首を動かせなくなってた。

「ただいま!連れてきたよ~、花代ちゃんっていうの!」

花奈がお母さんに私のことを紹介してくれる。

お邪魔しますって、あいさつしなきゃ……。

私はそう思い……おそるおそる顔を上げた。