「花奈おかえり。お友達も連れてきたのね」
足音はついにそこまで近づいてきて止まった。
目の前に花奈のお母さんがいる。
下向いてる私の視界に入った、ピンク色のスリッパを履いてる足。
足だけじゃ何も分からないけど、顔を上げたら知ってる人か知らない人か分かる。
だけど私は金縛りにあったみたいに、首を動かせなくなってた。
「ただいま!連れてきたよ~、花代ちゃんっていうの!」
花奈がお母さんに私のことを紹介してくれる。
お邪魔しますって、あいさつしなきゃ……。
私はそう思い……おそるおそる顔を上げた。
メニュー