花奈 ~15日生きた君へ~


もう少し歩いていたら、途中から道がアスファルトじゃなくて荒い砂利道になった。
本当に山の中を歩いてる感じ。

「あそこの木いっぱいあるとこ左に曲がると、あたしの家見えてくるよ!」

花奈が少し遠くを指差してそう言う。
バス停から結構歩くんだなぁと思った。

数分後、私たちは花奈がさっき言ってた木がいっぱいある道までたどり着き、そこを左に曲がった。

「ほら見て!あの2軒並んでる家の、奥があたしの家!」

花奈が指差しながら大きな声で言う。
言われるままに、私は花奈が指し示す方向を見た。


……その瞬間。

えっ……?

私は驚いて言葉が出なかった。