花奈 ~15日生きた君へ~


私たちは花奈の家に向かってすぐに歩き始めた。
少し歩くと近くに川があるのか、水の流れる音が聞こえてきた。

「自然がキレイな場所だね」

歩きながら私は花奈にそう言った。
私の家があるところも自然が豊かで、周りに田んぼや畑がいっぱいある。
だけどここはもっと広大な緑が広がってて、見とれてしまうほどだった。

「そうでしょ。山中の地区だから山菜も採れるし、生き物もいっぱいいて楽しいよ。でも季節によっては熊が出そうでちょっと怖いんだ~」

花奈が楽しそうに説明する。
確かにここは熊が出てもおかしくなさそう。