「これからもっと寒くなって雪降ってきたら、私ずっとコタツの中にいそう。だから花奈と電話する時間も増えそうだな~」
私は半分冗談、半分本気で花奈にそう言ってみた。
「え~今よりもっと電話するの?困る~」
花奈も冗談っぽくそう返してくる。
困るって言ってるわりに、すごく嬉しそうな言い方に聞こえる。
「っていうかさぁ花代」
その嬉しそうな口調のまま、花奈が続けて話し出す。
「何~?」
私は花奈にテンションを合わせて相槌をうつ。
花奈の話し方からして、しょうもない冗談でも言うんだろうな。
なんて思いながら、次の言葉を待ってたら。

