「うん。あたしと同じだから気になったの。ウチ片親なんだよね。お母さんとあたしの2人暮らし。うちのお母さん朝から晩まで1日中働いて家事もこなしてるから、忙しくてお見舞い来れないんだ」
すると花奈ちゃんが先に質問に答えてくれた。
それを聞いた私は驚く。
「ウソ……全く同じだ。私も片親でお父さんが仕事も家事もこなしてるから、忙しくてお見舞い来れないの」
私が答えると、花奈ちゃんも驚いた顔をした。
「そうなの!?すごい!全く同じだね!」
毎日話をするうちに、私と花奈ちゃんの距離はどんどん縮まっていった。

