「あたしもよく入院してるんだ。だから看護師さんがあたしを覚えてるのは普通なんだけど、花代ちゃんのことも覚えてるみたいだったから常連かなって思ったの」
どうして入院したことあるか聞いてきたんだろって思ってたら、花奈ちゃんが言ったその言葉を聞いて理解した。
確かにさっきの看護師さん、私たちの顔見たら名前分かってたもんね。
しかも、私より花奈ちゃんのほうが打ち解けてそうな感じだった。
「花奈ちゃんは、何の病気なの……?」
話の流れで花奈ちゃんのことが気になって、私はおそるおそる聞いた。
「あたしは自分でもよく分かんない。お母さんは知ってると思うんだけど細かいこと教えてくれないの。なんか生まれつきどっかの内臓が弱いみたい。そのせいか分かんないけど、たまにお腹がすっごい痛くなるの。あたしが知ってることはそれだけ」
答えにくいことかもしれないのに、花奈ちゃんは何のためらいもなく教えてくれた。

