「こっちおいで!一緒に話そ!」
そのまま女の子は手招きし、私をベッドに誘ってくれた。
私は点滴がぶら下がった鉄の棒を押し、言われるがままにそっちへ移動する。
「名前なんていうの?」
2人横並びでベッドに座ると、まず最初に名前を聞かれた。
「石井花代だよ」
「花代ちゃんっていうんだ!」
私が名乗ると、女の子はまぶしい笑顔で名前を呼んでくれて。
「あたしも自己紹介するね!」
そして言葉を続け、わざわざベッドの柵に下げてあった自分のネームプレートを持ってきた。
それを見せながら自己紹介してくれたんだけど……
「あたしの名前は佐々木 花奈!誕生日は5月27日で、13歳だよ。よろしくね!」
名前と誕生日と年齢を聞いた瞬間、私はビックリして言葉が出なかった。

