花奈 ~15日生きた君へ~

「花奈……本当に、行ってしまったのね」

克代さんは震える声で呟きながら、花奈が寝ていた布団を片付け始める。
その横で私は泣くことしかできないでいた。

ついさっきまであんなに元気だった花奈が、本当に連れてかれちゃった。
今日いなくなるなんて言われた時から信じられない話だったし、現実になってしまった今も信じれてない。
生きてる人間が死ぬと体がその場に残るけど、花奈は幽霊だからなのか何も残らなくて、そういう意味でも実感が沸かなかった。

だけど……私の涙が止まらないってことは。
きっと花奈は本当にいなくなってしまったんだろう。