隣の部屋のドアを開けると、布団を頭まで被りながらうずくまっている花奈の姿があった。
「花奈……!!」
私は急いで駆け寄り、花奈の体をさする。
「花代起きたか。花奈、30分くらい前からずっとこうなんだ」
良平もそう言って花奈の体をさすってる。
「花奈、私だよ、大丈夫!?」
「花代っ、痛い、イタイよ……」
私が問いかけると、花奈は絞り出すような声で呟く。
症状は違えど、私も病気の苦しさは知っている。
だから花奈が今どれほど辛いのか、痛いほど分かった。
「克代さん、何か和らげる方法は……」
私は背後に立ってる克代さんにそう尋ねた。
克代さんは泣きながら話し出す。
「30分前に痛み止めを飲ませて、いつもは効いてくるのに今日は全然効かなくて……病院も119番も、今日に限って全然つながらないのよ……」
その返答に、私は嫌な予感がした。

