そして次の日、6月10日。
花奈の命日の前日になった。
今日は金曜だから普通に学校があった。
本当は学校を休んで会いに行きたかったけど、花奈が反対すると思ったからちゃんと登校した。
そして放課後になるといつも通り良平と合流した。
「よっ。昨日は泣いた?」
顔を合わせるなり、良平が放った第一声はそれ。
「うるさい!」
私はムッとしながら言い返す。
昨日は花奈からあんな話聞いた直後だったから、良平と目合わせられないくらい動揺してた。
だけど一夜明けたら普通に戻った。
「早く行くよ!」
私たちは駅に向かって歩き出した。

