「あたし、良平のこと好きだった」
そう答えたのだ。
「ウソ……」
驚きすぎて言葉が見つからない。
私は良平の気持ちにも、花奈の気持ちにも気付いてなかった。
口開けたまま固まってる私に、花奈が話し出す。
「あたし良平が花代のこと好きだって知った時、正直花代を責めたくなった。どうして先に出会ったあたしじゃなくて、後から出会った花代なんだろうって」
花奈がいつもより低い声のトーンで話し出す。
逆の立場だったとしたら私もそう思っただろうな。
「でも幼なじみだって知って納得した。昨日良平が話してた時も、昔から花代のこと好きだったんだな~って伝わってきたし」
「そうかな?」
良平はいつからそんな気持ちでいたんだろう。
どの時期を振り返ってみてもそんな雰囲気なかったから全然分かんない。
だから私は何て言えばいいか分からなかった。

