「花代のことちゃんと覚えてたのに言い出せなくてごめんな。克代さんの指示に逆らえなかったんだ。俺自身に勇気が無かったのもそうだけど、克代さんとはこれからも近所付き合いがあるから、約束破って気まずくなることは避けたくて」
続けて良平はそう言い、私に謝ってきた。
「良平は克代さんのことをそんなふうに大切に思ってたのに、克代さんは平気で嘘ついたんだ……私から代わりに謝らせて。私の母がひどいことして本当にごめん。あの人昔から、ウソつくの上手だったから」
「いいよ。結局隠し通せなかったわけだし、俺も納得できたから」
克代さんに苛立ちを覚えた私が嫌味を交えつつ謝ると、良平は文句1つ言わずすんなりと許してくれた。
子供のころはわがままだった良平が、いつの間にこんなに大人になったんだろう。
私はちょっと感心した。
続けて良平はそう言い、私に謝ってきた。
「良平は克代さんのことをそんなふうに大切に思ってたのに、克代さんは平気で嘘ついたんだ……私から代わりに謝らせて。私の母がひどいことして本当にごめん。あの人昔から、ウソつくの上手だったから」
「いいよ。結局隠し通せなかったわけだし、俺も納得できたから」
克代さんに苛立ちを覚えた私が嫌味を交えつつ謝ると、良平は文句1つ言わずすんなりと許してくれた。
子供のころはわがままだった良平が、いつの間にこんなに大人になったんだろう。
私はちょっと感心した。

