花奈 ~15日生きた君へ~


「だからあたしは幽霊なの」

花奈は話の最後をそう締めくくった。
普通なら信じられない話だけど、妙につじつまが合ってたから不思議と信じられた。

「じゃあ克代さんも良平も、私のことは覚えてたの?」
「そうよ。花奈が幽霊だなんてバレたら大変だし、何よりあたしは花代に合わせる顔がなくて……だから良平くんに協力してもらったの」

私が聞くと、克代さんはそう答えた。

それに続けて良平も真相を明かしてくれた。
私が花奈の友達としてここに来た日の数日前、良平は克代さんに呼び出されてこう頼まれたんだって。

「今度花奈の友達が遊びにくるんだけど、その子はもしかしたら花代かもしれない。もし本当に花代が来ても初対面のフリをしてほしいし、花奈の前で花代の話は一切しないでほしい」

良平は克代さんの言葉にうなずき、その約束を今日まで守り通してたんだって。
2人の説明を聞き、私は全部理解した。