だけど、ある年から母だけがお墓に来なくなった。
最初の年はたまたまだと思ったけど、次の年もその次の年も母だけが来なくて。
それで花奈は母に何かあったんじゃないかって心配になって、毎日「お母さんに会いたい」って願うようになったんだって。
そしたら花奈は自分の13歳の誕生日に、お墓の外に出られるようになってて。
足が勝手に進んで歩き出して、普通の人だったら歩けないほど長い距離を歩いて、1軒の家に辿り着いたんだって。
それは今私たちがいるこの家、克代さんの実家だった。
導かれるように玄関の前まで行ったら、ちょうどドアが開いてお母さんが現れたから……花奈は自分の名前を言って、年齢と誕生日も言った。
「赤ちゃんの時に死んだけど、お母さんがお墓参りに来ないから心配で会いにきました」
それからそう事情を話したらお母さんは驚いた顔したけど、花奈の言うことが全部合ってるし、家族以外の人は知るはずもないことだから信じてくれて。
「これからずっと一緒に暮らそう、周りの人には何とか話をつけるから」
そう言って花奈を受け入れてくれたんだって。
そして克代さんは良平に「花奈は親戚の子で、事情があってしばらく預かることになった」って嘘をついたらしい。
最初の年はたまたまだと思ったけど、次の年もその次の年も母だけが来なくて。
それで花奈は母に何かあったんじゃないかって心配になって、毎日「お母さんに会いたい」って願うようになったんだって。
そしたら花奈は自分の13歳の誕生日に、お墓の外に出られるようになってて。
足が勝手に進んで歩き出して、普通の人だったら歩けないほど長い距離を歩いて、1軒の家に辿り着いたんだって。
それは今私たちがいるこの家、克代さんの実家だった。
導かれるように玄関の前まで行ったら、ちょうどドアが開いてお母さんが現れたから……花奈は自分の名前を言って、年齢と誕生日も言った。
「赤ちゃんの時に死んだけど、お母さんがお墓参りに来ないから心配で会いにきました」
それからそう事情を話したらお母さんは驚いた顔したけど、花奈の言うことが全部合ってるし、家族以外の人は知るはずもないことだから信じてくれて。
「これからずっと一緒に暮らそう、周りの人には何とか話をつけるから」
そう言って花奈を受け入れてくれたんだって。
そして克代さんは良平に「花奈は親戚の子で、事情があってしばらく預かることになった」って嘘をついたらしい。

