花奈 ~15日生きた君へ~

私も良平も克代さんも、驚いて目を丸くした。

6月11日……その日付にピンと来ないわけがない。
だってその日は、私の姉の命日だから。

「な、何変なこと言ってるのよ、花奈」

何秒か続いてた沈黙を克代さんが破る。
様子が明らかにおかしい。
2人の様子を見て、私はわけが分からなくなった。
これは……そう、あの時と同じ。
ここに初めて来た時のあの感覚と。
私は誰で3人は誰で、生きてるのか死んでるのか、何もかも分からなくなるこの感じ。
一瞬にして怖くなった。