花奈 ~15日生きた君へ~


「ううん、今日は何もないよ」
「いいの?今日は時間いっぱいあるから遠慮しなくてもいいよ?」

花奈が何もないって言うから、遠慮してないかなって気になった私はそう言った。
すると……なぜか花奈が急に真剣な顔になった。

どうしたんだろ?

そんな顔になるようなこと何も起こってないから、不思議に思った私が視線を投げかけたら。

「時間があるから……今日は大事な話がしたいの」

花奈は私たちに向かって、急にそんなことを言い出した。

「大事な話?」
「うん……お母さんのことも呼んできてほしい」

急な展開に、私は驚くと同時に不安を感じた。
いつも笑顔の花奈が、こんな顔して大事な話をしたいなんて……どういうことだろう?

「じゃあ俺、克代さん呼んでくるよ」

なぜか冷静な良平が、気を利かせて克代さんを呼びにいく。