「ううん、今日は何もないよ」
「いいの?今日は時間いっぱいあるから遠慮しなくてもいいよ?」
花奈が何もないって言うから、遠慮してないかなって気になった私はそう言った。
すると……なぜか花奈が急に真剣な顔になった。
どうしたんだろ?
そんな顔になるようなこと何も起こってないから、不思議に思った私が視線を投げかけたら。
「時間があるから……今日は大事な話がしたいの」
花奈は私たちに向かって、急にそんなことを言い出した。
「大事な話?」
「うん……お母さんのことも呼んできてほしい」
急な展開に、私は驚くと同時に不安を感じた。
いつも笑顔の花奈が、こんな顔して大事な話をしたいなんて……どういうことだろう?
「じゃあ俺、克代さん呼んでくるよ」
なぜか冷静な良平が、気を利かせて克代さんを呼びにいく。

