花奈 ~15日生きた君へ~


放課後になると私と良平は大急ぎでケーキとプレゼントを用意し、病院に行った。

「あっ、花代と良平!」

夕方、病室に現れた私たちをいつも通り迎える花奈。

「「花奈!誕生日おめでと~!」」

その花奈に向かい、私たちはお祝いの言葉とともにケーキの箱を手渡した。

「わ~!?今年もお祝いしてくれるの!?ありがとう!!」
「花奈調子はどう?大丈夫?」
「ケーキ食えるか?」
「元気だし食べれるけど、ケーキは2人が帰ってから食べる!」

私たちがそう聞くと、花奈が去年同様ケーキを後回しにするって言い出して笑っちゃった。
私たちが帰ってからケーキ食べて余韻に浸りたいんだってさ。

「でね、プレゼントも買ってきたんだ!これ開けてみて!」

次に私はそう言い、花奈にプレゼントが入った箱を手渡した。
中には私と良平が1つずつ用意したプレゼントが入ってる。
私が選んだのはグレーのシュシュ。
入院中使えそうだし、花奈に似合いそうな大人っぽいデザインのやつが売ってたからそれにした。
良平は「女子のプレゼントむずいから無難なのにしとくわ」って言って、花奈が好きなネコのキャラクターのぬいぐるみにしてた。

「わっ、どっちも超好み!2人ともホントにありがと~!!」

中身を確認した花奈が予想以上に喜んでくれて、私たちまで嬉しくなった。