しかし、花奈の誕生日を数日後に控えたある日のことだった。
「花代!」
昼休み、私のもとへ良平がものすごい勢いで走ってきた。
「どうしたの?」
「花奈が急に悪くなって入院したって。だから今日は病院にいるって克代さんから連絡来てた」
私は驚いて言葉を失った。
花奈、体調が悪い日は今まで何度もあったと思う。
でも、克代さんから連絡が来るほどの状況は初めて。
「放課後お見舞い行こう」
良平にそう言われ、私はただただうなずくことしかできなかった。
花奈、どうか無事でいて……!
放課後になるまで、私はひたすらそう願いながら過ごした。

