花奈 ~15日生きた君へ~


しかし、花奈の誕生日を数日後に控えたある日のことだった。

「花代!」

昼休み、私のもとへ良平がものすごい勢いで走ってきた。

「どうしたの?」
「花奈が急に悪くなって入院したって。だから今日は病院にいるって克代さんから連絡来てた」

私は驚いて言葉を失った。
花奈、体調が悪い日は今まで何度もあったと思う。
でも、克代さんから連絡が来るほどの状況は初めて。

「放課後お見舞い行こう」

良平にそう言われ、私はただただうなずくことしかできなかった。

花奈、どうか無事でいて……!

放課後になるまで、私はひたすらそう願いながら過ごした。