「なんでそんなビックリしてんだよ」
「いやっ、何でもないよ!」

驚いた花奈に良平が険しい顔をしてそう聞くと、花奈はそう言ってあしらう。

「あ、まさかお前、俺が商業に受かるわけないと思ってんだろ?」

そしたら良平が少し怒ったような口調で花奈にそう尋ねた。

「う、うん!そう!良平そんな高望みして大丈夫?1人だけ落ちるんじゃない?」

花奈は少し間を置いてからそう茶化した。

「うわーなんだそれイラつく!絶対一発で受かってやる!」

良平はもっと怒った顔をしながらそう言った。
そんなやりとりを見て、私は思わず笑ってしまった。