「…優美?新君も…ー。」 やっと顔を出した佳奈未ちゃんは、前の面影はなくなっていて、かなりやつれていた。 「り…龍平の事で、話があんだよね。」 「…ー嫌。龍ちゃんは、私と結婚するっていう約束を破ったの!」 「佳奈未っ!!」 取り乱す佳奈未ちゃんを、優美が抱きしめる。 「…ー龍平は、約束を破る奴なんかじゃない。龍平が事故にあったのは、佳奈未ちゃんとの結婚指輪を買った帰りだったんだ…。」 「ぇ…ー?」 佳奈未ちゃんの動きが止まった。そして、俺は静かに話した。