「乃愛ちゃん!
紹介したい人がいるのー。」


最近、他部署ではあるが、
職場の先輩から声をかけられることが多々ある。


またか…


「先輩、何度も言いますけど…」


「わかってるよ!
けどラインだけでも相手してあげてほしいの…ね?」


舞先輩は、
最近歳上の彼氏ができた。

先輩と彼氏さんの共通の知り合いが、
女の子を紹介してほしいらしく私に話が毎日にようにくるのだ。



正直うんざりしている。


「もー、わかりました。
ラインだけですからね!」


こう言って2、3日ラインして、
適当にあしらえば満足してくれるに違いない。