「知ってるんだから!あんた本気でケンタが好きなんでしょ!」


「はぁ!?何言ってんの?そんなわけないじゃん!ありえないから!」


「嘘つき!サイテーー!!…うぅ…」


最後に捨てぜりふを吐き捨てて、サイトウ ランさんは泣き崩れた。


…意味がわかんないんですけど。なんで2人がケンカ…?


美月、思い切りビンタされて、頬が腫れてる。


「だ、大丈夫…?」


私達に気づいて、美月がこちらに来た。


「なんなのあの人!」


まだ興奮状態の美月。
鼻息荒く「もういい。行こっ」と、私達に食堂から離れるように言った。