「…うわっ!!」


「…は?なんだよ」


…思わずしゃがみ込んでしまった。
水に濡れたせいでブラが透けてる!!


「べっ別に!!なんでも…」


今日に限ってブレザーを教室のイスにかけたままだ。


前を隠したままうずくまる私。…完全に怪しい格好。



「…バカじゃねーの」



藤沢タクは二度目の“バカ”を私に浴びせた。


そして、なぜか急にこちらに向かって歩いて来た。