恋愛クラブ

「キャハハハハ!!」
「だっさー!!」
「ずぶ濡れじゃん!!」



わざと大声で嬉しそうに笑う4人。


ほんっと頭に来る!!
ひとりじゃ何にもできないくせに。



「なに睨んでんの?まだわかんないわけ?」



“トントン”


もう一度バケツの水がかけられそうになった時、


トイレの入り口の戸を叩く音がした。


「…ちっ!誰だよ」


ひとりが戸を開けて外を見に行った。


残った3人と私は、自然と動きを止めて外の様子をうかがった。