「結衣!あんた何かした!?」

「はっ!?」


ステージに上がったままだった美月に腕をつつかれた。


「一番やる気なかった結衣が選ばれるなんて、なんでこんなありきたりな展開なのよ!」



「そんなの知らないよ~!誰が決めたの、こんなの…」



「そりゃあ、ガイ様でしょ…って、まさか!ガイ様に取り入ったの?」



「んっなわけないでしょ!!ありえなさすぎ!」


小声で言い合う私たちに、ガイが声をかけた。



「楽しみで仕方ないみたいだね。では、テーマを発表しよう」