――放課後16時。


100名ほどの男女が集まったﾎｰﾙの照明が突然落ちて、


変わりに明るいｽﾎﾟｯﾄﾗｲﾄがﾎｰﾙの真ん中を差した。



「恋愛クラブのみんな、新入部員のみんな、
今日は心から楽しんでください」



中央に設置されたｽﾃｰｼﾞに王子様ガイが登場すると、


あちこちから熱い声が飛び出した。



ガイの「乾杯」のかけ声と共にﾎｰﾙに明かりが戻って、


それぞれがｺｯﾌﾟに入ったｼﾞｭｰｽを片手に、


周りの部員と談笑を始めた。