「結衣ー!!ねぇ聞いてよ!」


結局、キヌさんのこともサラと言う人のことも謎のままで少しテンションの下がった私。


そんなことお構いなしの美月とナオがお弁当を持って私の隣へ。


いつものように教室でお昼ご飯。


「結衣?どうかしたの?なんか変じゃん?」


さすが付き合いの長い美月。
私の様子に気づいて心配してくれる。


「大丈夫だよ。ありがと」


「本当に?」


「うん!」


私にもまだ状況がつかめないんだから、どう話していいかわからない。


「何かあればちゃんと言ってよー!」


「うん。ところで美月もナオもどうしたの?なんか嬉しそう?」