「それから、私は春川マリア。3年で副部長。わからない事はなんでも聞いてね」



さっき“怖い”と感じたけど、

ストレートの黒髪におしゃれな赤いメガネが似合ってて
知的ですごくカッコ良く見えた。



春川マリア先輩かぁ。



あんな素敵な人になりたいな。


初めて“憧れの女性”ができた瞬間。


「あの人、ガイ様に近づきすぎ!」


いきなり“ガイ様”と呼ぶ美月とは、なかなか話が合わなそうな予感。



「新しく部員になる君達に、このクラブのことを詳しく話しておこう」


そう言って新堂ガイは立ち上がった。