恋愛クラブ

「俺が笑ってたらそんなに変なのか?」


「変って言うか…今まで見たことなかったし…」


「……まぁ、子供は無邪気でまっすぐだから。普通に楽しんでただけ」


「それは、私も。楽しかったです!」


「だろうな」


「え?」


「あんたも子供みたいにはしゃいでた」


「うっ…」


“子供みたい”って!
完全にお子様扱い。
だって本当に純粋に楽しかったんだもん。


汗流して息切らして、笑顔たっぷりの藤沢タクと一緒に走り回ってただけで、それだけでドキドキした。


そういう藤沢タクだって、笑顔は少年のようだった。


明るくて、少し悪ガキって感じで。