恋愛クラブ


――1時間後……。



「あ゙ぁ゙、疲れたぁ~!」


ずっと動き回っていて、もう体力の限界!


そんな私を見て、子供達は爽やかに手を振った。


「じゃあねー!お兄ちゃん達!またねー!!」


まだまだ体力が有り余ってる子供達、それぞれ自転車に乗って帰って行ってしまった。



太陽が西の空に傾き、
辺りはもうオレンジ色だった。



「じゃあな、帰るわ」


そう言ってスタスタと歩き出す藤沢タクの背中を慌てて追いかける。


「私もっ!帰ります!」