恋愛クラブ

「……あれ?…うそ…なんで!?」



ドリブルしていた背の高い男の子…ボールを小学生にパスして、私の前に立った。



「藤沢タク!」


「なんだよ」


「な、な、な、な、…っ!」


「なんでここにいるのか?って?」


「…うん、うん!」


思いっきり首をブンブン縦に振った。


「サッカーしてんだよ。見りゃわかるだろ。悪いかよ」


「ううん!全然!全っ然悪くないです!」


…なんでここで子供達とサッカーしてるのかが気になるんだけど…


藤沢タクがこの場所にいること自体が意外すぎて、
驚きで言葉が出なかった。